スペシャリスト

スペシャリスト

大雄会では、病院職員のまま、認定看護師、専門看護師、
診療看護師などの資格取得が可能です。

大雄会で活躍するスペシャリストたち

診療看護師

専門看護師

  • 急性・重症患者看護

認定看護管理者

認定看護師

  • 感染管理
  • 皮膚・排泄ケア
  • がん化学療法看護
  • がん性疼痛看護
  • がん放射線療法看護
  • 集中ケア
  • 救急看護
  • 脳卒中リハビリテーション看護
  • 慢性呼吸器疾患看護
  • 乳がん看護

※その他、学会認定看護師、院内認定看護師も多数活躍しています。

患者さんの状態変化にいち早く気づく
こと、
急変させないような「先手の看
護」を。

診療看護師
(NP)

服部Hattori

なぜ診療看護師(NP)を目指そうと思ったのですか?
私は、患者さんの状態変化にいち早く気づくこと、急変させないような先手の看護が行えればと常日頃考えていました。そのような中、医学的な視点も踏まえた介入を行うことで、先手の看護に近づくことができるのではないかという可能性を感じ、診療看護師(NP)を志しました。
診療看護師(NP)を目指し始めてから、取得するまでの流れを教えてください。
当法人の国内留学制度を利用し、2年間という長期にわたり診療看護師養成課程のある愛知医科大学大学院に入学しました。1年生では主に講義、シミュレーションが中心となり、2年生では様々な医療機関で実習を行いました。これらのことを踏まえ、NP資格認定試験を受け合格し、診療看護師(NP)となりました。さらに、診療看護師(NP)は専門看護師と同じように高度実践看護師(ANP)であるため、看護学修士の学位も取得することにもなります。この2年間の課程すべてにおいて、法人からは多大な支援をいただきました。最も大きいと感じたことは、やはり国内留学制度により学費、給与、交通費の支給があったことです。家庭がある中での支援であったため、とても助かりました。
診療看護師(NP)になり、仕事に変化はありましたか?
就業内容に関しては、資格取得後1年間は法人としての研修制度がまだなく、病棟勤務をしつつ、院長、看護部長等と協議を重ね、2年目より診療看護師(NP)卒後臨床研修を1年かけて実施させていただいています。この研修を通じ、医学的な側面と看護の側面をミキシングできるよう指導医より指導を受けながら試行錯誤取り組んでいる段階です。また、診療看護師(NP)は21区分38行為の特定行為研修修了者でもあるため、すべてではありませんが特定行為を実施することもあります。
現在の目標を教えてください。
現在の目標としては、次に診療看護師(NP)を目指したいという目標を持ってくれている方もみえるので、今現在進行している卒後臨床研修を確立することができるようにすること。さらに、研修終了後からの就業内容を明確にしていくことが必要かと考えます。

院内だけでなく、地域におい
ても適切な皮膚のケアを患者
さまに提供できるように。

皮膚・排泄ケア
認定看護師
(WOCN)

加島Kashima

なぜ認定看護師を目指そうと思ったのですか。
WOCとはWoundは創傷(褥瘡・瘻孔)、Ostomyは人工肛門・人工膀胱、Contineceは失禁の3分野の専門の看護師です。外科病棟でストーマ管理に対し経験を積み重ねるうちに、より専門的な知識や技術を習得したいと思うようになりました。さらに、ストーマ管理に苦難し、精神的・身体的にストレスを抱えた患者さんと出会い、専門性をもち関わることで早期に患者さんの安楽に繋がると思いました。そして、ストーマに限らず、褥瘡や失禁ケアは看護による予防や治療が重要であり、WOC分野においてもっと学びたいと思い、認定看護師を目指しました。
認定看護師を目指し始めてから取得するまでの流れを教えてください。
WOCNを目指したとき、当院にWOCNは在籍せず、週1回、他病院のWOCNの下で1年半実習しました。その後、京都橘大学看護教育研修センターに合格し、8カ月間受講しました。大学までは新幹線で通学し、実習は1カ月間滋賀県であり、ホテルに宿泊し実習しました。病院からは、授業料・交通費・宿泊費等の支援をいただきました。みんなに支えられて、大学を修了でき、日本看護協会の認定審査試験に合格し資格を取得することができました。
認定看護師になり、仕事に変化はありましたか。
専門知識と技術を手に入れただけでなく、専従看護師として組織横断的に活動し、より多くの患者さんに関わり、質の高い皮膚ケア・ストーマ管理・失禁ケアを提供できるようになりました。さらに、看護ケアを継続的に行うための職員指導もできるようになりました。また、褥瘡委員会役員となり、褥瘡委員会開催時には褥瘡に関する勉強会の実施や、総合病院の褥瘡巡回を褥瘡対策チームで行い、院内の褥瘡対策に従事する仕事へ変化しました。
現在の目標を教えてください。
皮膚・排泄ケア分野は毎日のケアにより皮膚の予防や創治癒が可能であり、看護の力が大きく影響する分野です。そのため、院内だけでなく、地域においても適切な皮膚のケアを患者さまに提供できるよう、日々活動してきたいと考えています。

患者さまに安心して
過ごしていただくため、
看護の「見える化」を目指す。

集中ケア
認定看護師

松井Matsui

なぜ認定看護師を目指そうと思ったのですか。
中途入職でICUに配属となり、大雄会で働いている自分よりも若い子たちがよく考え勉強して看護を実践しているのを見て、自分も新たな環境の中でますます勉強していかなければならないと感じました。勉強していく中で集中治療への興味が更に高まり、集中ケアの認定看護師を目指しました。また、自己研鑽を支援・促進してくれる大雄会の環境も、背中を押してくれました。
認定看護師を目指し始めてから取得するまでの流れを教えてください。
入職してからの2年間は、働きながら実践経験を積みました。前職では対応する診療科が細分化されていたので、脳外科や心臓外科の分野を経験することができていませんでしたが、当院では多様な症状の患者さまを受け持ち、経験することができました。
2年が経過した際に師長に相談し、法人の国内留学制度を利用して、杏林大学医学部付属病院集中ケア認定看護師教育課程に合格。東京の寮に入所し、8カ月間通学しました。
学費や寮の費用なども全て法人から支援をいただき、大雄会に在籍しながら学ぶことができました。
認定看護師になり、仕事に変化はありましたか?
部署を超えての活動としては、RST(呼吸サポートチーム)の一員としてラウンド活動を行ったり、RRT(ラピッドレスポンスチーム)の一員として急変に結び付く危険な兆候「気づきのサイン」の周知活動に取り組んだりしています。
また、認定看護師の役割として「実践・指導・相談」というものがありますが、その中でも「実践」が大きな役割を占めるため、ICUでの看護実践に重きを置いています。当院では、クリティカルケア認定看護師の実習を毎年受け入れているので、その集中治療分野の実習・指導も行っています。
現在の目標を教えてください。
ICUでの治療は患者さまに必要なことですが、一方で弊害もありそのひとつにPICS(集中治療後症候群)があります。命が助かるだけでなく、社会復帰や元の生活に戻れるよう弊害を最小限とするため、目標を多職種で協働してケアを行っています。また、看護を「見える化」することで、患者さまには安心してICUに入室していただけるよう、改善すべき点は改善し、出来ていることは継続する。それらはスタッフの自己効力感に繋がると考えています。

「大雄会病院に来てよかった
」と
思っていただけることを
目指して。

救急看護認定
看護師

加藤Kato

なぜ認定看護師を目指そうと思ったのですか。
当院では2010年4月から救命救急センターが開設され、重症度・緊急度が高い患者さまを受け入れるために、今自分に必要な知識・スキルは何かと考えていました。自己研鑽を進める中で、もっとアセスメント能力を高めたいと思い、認定看護師研修に行かせていただきました。
認定看護師を目指し始めてから、取得するまでの流れを教えてください。
子育てと両立したかったため、通学できる愛知医科大学看護実践研究センターに入学させていただきました。実習を含め7カ月間学ばせていただき、2018年に認定審査に合格し、資格を取得しました。
認定看護師になり、仕事に変化はありましたか?
救命救急センターでの看護実践・指導・相談だけではなく、急変対応の院外研修の開催、心停止予防のためのRRT(ラピッドレスポンスチーム 重症化する可能性のある患者さまに対応するチーム)への参加、またICLS(蘇生トレーニング)のインストラクターとしての指導、救急カートの統一・整備など活動の場が広がりました。
現在の目標を教えてください。
院内全体のスタッフが、急変させない意識がさらに高まること、エビデンスに基づいた急変対応ができることを目標に活動に取り組んでいきたいと思います。救急看護を通して、患者さま、ご家族様に「大雄会病院に来てよかった」と思っていただけることを目指し、地域に貢献していきたいと思います。